中山 清喬(なかやま きよたか)さんが書かれた、「スッキリわかるSQL入門 第3版 ドリル256問付き!」の書籍レビュー。
SQL初心者、現場エンジニア視点でのレビューです~!
題して
『SQLを全く触ったことのないサイト主が一通りやってみて「実際どうやねん?」ということをまとめてみた。』
結論から言うと、「これからSQLの勉強を始めたいけど、何を参考にしたらいいか分からない」「データベースってなんだ?」といった初心者には非常におすすめの一冊になってますね。
では早速いってみよー
結論
導入部分で述べましたが、初学者には本当におすすめの一冊です。
巷によく言われている駆け出しエンジニアや今からITについて色々勉強を始めようとしている人にはうってつけです。
こういう人におすすめ!!
- これからエンジニアを目指す人
- 駆け出しエンジニア
- ITの何から勉強すればいいか迷っている人
- データベースについて単語くらいしか聞いたことがない人
- データベースを少しでも触ってみてイメージを付けたい人
おすすめポイント
ここからは実際によかったと感じたポイントを紹介していきます
ストーリー調で話が進む
初学者がこういう本を取ったときにこんなことを思っているのは私だけじゃないはず…
なんか表現が固くて、しきいが高いよ…内容が入ってこないよ…
しかしこの書籍は、上司と陽気な部下(1)と、しっかり者の部下(2)の3人が一つの物語を通してSQLを学んでいきます。
SQLはデータベース操作をするのに必須ですが、「そもそもデータベースって何?」「SQLって何?」という初歩的なところから丁寧に部下達と一緒に学ぶことができるので非常に分かりやすかったです。
豊富な問題数
どの教材にもサンプルコードはあるかなぁとは思いますが、この教材は各章(導入の章は除く)の章末には演習問題があります。
意外と内容は完璧に理解できたつもりでも、実際問題を解くとなると手が止まっちゃうんですねぇ…<<あるあるぅ~
それに加えて、本の題名にもある通り、なんと巻末に256問もついているんです…!!
簡単な問題からちょっと難しい問題まであるので、いい復習になりました。
なんやかんやで演習でたくさんコードを書くことが一番力がつくんですよ、ほんまに冗談抜きで
環境構築をしなくていい!!(一番デカい)
これが一番大きい…!詳しく説明しますね。
(環境構築の大変さを知っている方は、この大きさに共感できると思うので読み飛ばしてOkっす)
前章で述べたように、この書籍には章末問題や巻末問題があります。
通常、コードを打って試すには自分のPCの中にSQL用のソフトをインストールして実践環境を整える必要があるんですね。
ところがどっこい、この書籍には既に環境が整っているサービスをQRコードを読み取るだけで利用することができるんです!(…しかも無料で)
QRコードを読み取ったらあとはコードを打って問題を解くだけです。
もう、これが本当に有難い…!
エンジニアあるある(だと思いたい)ですが、何をするにも最初の環境構築で詰まるんですよ、マジで汗
し・か・も!!
QRコードを読み取るだけでいいから、PCを持ってなくてもスマホでコードを打てちゃうんです…!
なので、忙しい人でも電車の中やちょっとした空き時間に演習ができますよ。
意外とすらすらイケちゃう
私がこの本を買ったきっかけは職場の人何人かにSQLおすすめ書籍を聞いたときに、この書籍が多く挙げられていたからなんですね。
脳死でネットで買って、家に届いた時、こう思いました
おい!なにがおすすめや、500ページもあるやないかい
そう…500ページもあるんです、この本。。。えぐないですか?
最初は憂鬱でしかなかったですが、読んでみるとあら不思議
「めちゃくちゃすらすら読める!!!」
ストーリ調だし、イラスト・表が多めだからページ数の割に全然重くないんですねぇ…!
なのでご心配なさらずっ
付録
地味にメインではない、サブの付録がうれしいポイント
付録は3部構成になってます。
- 簡易リファレンス
- エラー解決 虎の巻
- 特訓ドリル
簡易リファレンス
この記事を読んでいる方の多くは初心者の方だと思うので、すごいざっくり言うと
「SQLにも実は色々種類がある」「種類によってちょっとずつ扱いが変わってくる」んですね
そこでこの簡易リファレンスには、それぞれのSQLの違いや比較表が主に書いてあります。
この書籍を勉強するときには使うことはないですが、実務で役に立ちそうです。
(DBに詳しい方は色々ツッコミたいかもしれませんが、初学者向けへの説明なのでご容赦を…)
エラー解決 虎の巻
ITの世界では親の顔よりエラーを見るものです。
あれ?合ってるハズなのにエラーが出るんですけど!?」
…なーんて日常茶飯事
SQLも例外ではありません。
「あなたのエラーはどこから?」
それは
「あなたのコードから」です。
そんなときの為のエラー解決 虎の巻です!!
こんなエラーが出たら、たぶんここが問題で、こうしたら治るかもよーみたいなことが書いてあるので、初心者にもやさしいと感じました。
エラーが出てるけど、自分はこのコードは合ってると思ってたものが、
「実は単純なスペルミスだったり半角全角を間違えていた」
なーーんてことはじつは結構あるんですねぇ…(経験者は語る)
特訓ドリル
これが巻末の256問の演習問題です!
もうメインは話したので、これと言って特に言いたいことはないですが敢えて言うなら…
「後半になるにつれて難しくなるZE★☆」
まとめ
つらつらと書いてきましたが、総じて初心者やこれから学ぶ方にはおすすめの一冊です。
実際SQLを全く触ったことのない私が一通りやってみて、某通販サイトでも星4.3ついているのは伊達じゃないなと感じました。
時間としては1日5時間程度確保し、演習問題も含め1週間半くらいで一周できたので、トータル40~50時間くらいで制覇できました。
最後に
もし一人で学ぶのに不安がある方は、働きながらでもオンラインで完結するプログラミングスクールを検討することをお勧めします。
無料でカウンセリングができるところもあるので、一度カウンセリングをしてみるのは如何でしょうか。
今IT業界はこれまでにないくらい売り手市場です。
未経験者でもOKな求人が多いので、キャリアチェンジには絶好のチャンスです。
もしプログラミングが好きになって、基礎を身に着ければ転職で周りとは一線おいた活動ができるでしょう。
転職エージェントを使えば、無料で隠れ優良企業の紹介や面接対策をしてくれるので使わない手はありません!
実際に私が転職で使用したエージェントを紹介します。
まずは無料の面談で今の市場や今後のキャリアについて相談してみてはいかがでしょうか。
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